読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Sanshiro’s diary

大した事もない日常だけど…

バイクを購入…未知の場所へ足をのばす

今週のお題「私の沼」

最近、ヤフオクでジャイロXを約4万円でなんとかして落札しました。バイクでジャイロとはよくヤクルトの配達員のおばちゃんが乗っている後ろが三輪の原付バイクです。

自分は郊外に住んで居ながら、車の運転がペーパードライバーで免許は持ってはいるのですが、怖くてロクに出来ず、いつも遊びに行くといっては電車に揺られて、ちょっと近くの都市に遊びに行く事しか出来ませんでした。自分の住んでいる郊外はまさに車社会の街で、何処に行くにしても車がなければ話にならないそんな街に車も運転出来ないまま実に30年もの間今迄住んでいました。しかし、ここにきてそれについてようやくシビレを切らした自分は、なんとかしてバイクを手に入れてみようと、寝るのも惜しんで落札に参加しようやく今の一台を落札し念願をかなえようやく自分もここの車社会の街に対応出来るようになりました。バイクも今迄ロクに運転した事はなかったのですが、車の運転とは違って何故かバイクの運転は自信がありました。

しかし最初は少し恐る恐る近くのコンビニまで運転してみました。しかし何のことなく運転が出来てコンビニで煙草を買うとかなりご機嫌で自分は一服を済ませ、なにやら笑みまで浮かべてバイクは楽しいとバイクでどっかに行く事に今ではどっぷりつかっています。別に大した用事ではなくても、自分はバイクを走らせて、今迄住んでいながらロクに行く事もなかった街の中を普通にどうして今迄いけなかったのか不思議に思うくらいなんなくバイクで駆け巡っています。

今度はちょっと遠くの筑波までバイクを走らせてみようと思っているところであります。筑波はよく弟が洋服を買いに車でいっていたところで自分は羨ましくてたまりませんでした。しかし筑波の何処で弟は買い物をしていたのか自分は知りませんが、未知の街を開拓してみようと思っています。筑波には色々あるような事は噂できいているのです。

今のところ通勤にはバイクは使用していません。自分は駅までの徒歩30分の道のりを今迄と同じように健康の為に毎朝歩いて帰りも同じく歩いて帰ります。

しかしなんだかバイクで行っちゃおうかみたいな思いもフツフツと湧き上がってはいます。今のところ健康を優先して歩いているところなのですが…

それどころか会社の人はいっそ職場までバイクで来ちゃえばいいじゃんといいます。しかし自分は其処まではと、あのヤクルトのおばちゃんがのるバイクで国道6号を走って職場まで来る気には未だなってはいません。ちょっとびびっていて滅相もないといった具合です。

それに自分はバイクの知識をあまりもってはいないので、勉強も必要かみたいな事も思います。最初は普通に原付は灯油で走るものと思っていました…

このバイクに灯油を入れる事はなかったのですが、ガソリンを入れる際にスタンドの人に「千円分お願いします」というと「そんなに入らないよ」と言われたので自分は疑いながら「じゃあ満タンで」と千円こしてしまったらどうしようと思いながら頼むと結局かかったガソリン代は実に300円程度でした。

多分3リッターくらいしか入らないのでしょう。しかし3リッターで何処まで走るのかと今思っているところであります。

なにしろ始めての事ばかりで自分は今充実しているといってもいいでしょう

バイク一台でこんなにも幸せになれるとはと買って良かったと常々思いながら今日も車社会の自分の街と見知らぬ土地へこのバイクで今日も足を運んでいる毎日です。

f:id:Sanshiro:20170526163734j:image

 

小説 「大学生活」

 

第4章         鳥人間コンテスト

 

 

  そんなある日たみは大学の掲示板に貼られていた1枚のポスターを目にする。そこにはこう書かれていた。「鳥人間コンテスト参加者大募集」… 

  これをみたたみはこんな事を思った。「僕が鳥人間コンテストに参加してペダル飛行機に乗って最長埠頭をマークすればきっとみんなから僕が筋肉が戻っているつまりマッスルダウン症から治っているという証明になるだろう。ひょっとしたら地元の連中に頼めばいいペダル飛行機を作る事が出来るかもしれない…」

  たみは地元の連中はたみがもうマッスルダウン症から回復しているという事がおばさん連中をつたって伝わっているという事を知っていた。しかしペダル飛行機を設計出来そうな地元のその人とは同じグループにいれどそれ程仲が良い訳ではなかった。

「でも頼めばなんとかやってくれるかもしれない」

  たみはLINEで地元の連中とはグループを組んでいたので、そこに自分が鳥人間コンテストに出たい旨を伝えた。

地元の連中はびっくりした。「たみが⁈

たみが鳥人間コンテスト⁉︎」

最初は突然の報告にみんなびっくりした様子だったが、たみがその鳥人間コンテストに乗る飛行機の設計をお願いしたいことをLINEすると、みんなの評判は良かった。しかし 「運動神経のあまりよくないたみが乗るんじゃな」とやはり仲のあまり良くないその友達には乗り気にならない様子であった。たみはどうしてもまた大学のみんなと普通に仲良く大学生活を過ごしたかった。そしてやのもまたみんなと仲良くして欲しかった。その為にどうしても鳥人間コンテストに出たくなった。たみは言った。

「運動神経をカバーする為に僕はこれから1日10キロの道のりを出場日の前日まで3ヶ月間毎日走る」たみは本気だった。

「大丈夫かよ たみ 10キロって結構あるぜ」

「いや 僕はとりあえず最長埠頭が目標だから」

「ならOKわかったよ」「それならオレらも素晴らしいの作ってやる」「うん ならオレも協力する」

  その仲のあまり良くない友達もOKをくれた。

「まあ もう 設計はコカだよな」「うん間違いないね」

「もう構想は浮かんだ」

「なになに?」「なにコカ」

「乗る人はあおむけで飛行しないとダメだな。寝ながらペダルをこぐかんじだな。景色がみれないのは我慢してもらうしかない」

「そーか どうだたみ?」

「いや かまわないよ 最長埠頭が見込める設計なら」

「そーだよな」

「まあちょっと残念だけど」

「うん」「まあ飛行機製作は俺たちに任せとけ たみは普通これから毎日10キロ走ること」

「OK 了解です!頑張ります」

「でもまたなんでそんなのに出ようと思ったんだ?」

「いやね マッスルダウン症から克服した事を証明する為にだよ」

 「ぁ〜ナルホドね そーいうことか まあ飛行機はいいの作ってやるよ! あとはたみ次第だな」

「うん ありがとう」

  それからたみは10キロ毎日走りはじめた。携帯でチェックしながら10キロ走ったのをわかるようにした。実際にいってはみたものの10キロの道のりは結構あった。たみは最初「こんなにあるのかよ」と途中で歩きだしたくなった。しかし歩いては決していけないと言われていたのでたみは決して歩く事はなかった。10キロ走り終わるとたみはクタクタになった。しかし一週間走り続ける頃にはだんだんとたみはペースをつかんでいった。

  そしてとうとう出場日前日迄たみは毎日10キロ走ることをおこたらなかった。そしてたみはその頃には全力で走れば10キロを約30分余りで走り終えることが出来るようになっていた。

  鳥人間コンテストに出場することはやのには隠していた。やのはたみに対して「どうしてもっと太らないんだ」と文句をいっていた。「太れば見た目は格好がつくのに」しかし飛行機に乗る為たみは体重を増やす訳にはいかなかった。たみは「いや食べてはいるんだけど、でも筋肉はついているから大丈夫だよ」とやのにいった。しかしやのは「本当かよ」たみをいつもかなり心配していた。

  しかしたみは出場前日にとうとうやのにも自分が鳥人間コンテストに出場する旨を伝えた。そうして「頼むから大学の仲間全員で応援して欲しい」とたみはやのに頼んだ。やのは一瞬なにを言われたのかわからなかったが、たみがテレビに出ることがわかると

「いやテレビなんかでみていらんねーよ普通に応援に行くわ」

とみんなで応援に来る事を約束してくれた。

  天気は快晴の出場当日、様々な飛行機が出場する鳥人間コンテストがテレビ生中継で放映されはじめた。

  たみの出番はかなり後ろのほうであった。みんなは約束通り応援に来てくれて早くたみの出番がこないかと他の飛行機には目もくれていなかった。

  そしてとうとうたみの飛行の順番が近づいてたみはインタビューを受けた。インタビュアーはいった。

「初出場のたみくんですが、今の所最長埠頭は981メートルです たみくんはどの位が目標ですか?」

  たみは答えた

「とりあえず3000メートルです」

  インタビュアーは困惑した。

「どういうことかな⁉︎ 300メートルかな⁇」

  しかしたみは再びいった

「最低3000メートル とりあえずそれです」

  たみはそう答えるとテレビから消え準備をしはじめた。たみは地元の連中に飛行機は1キロはいけるといわれていた。

しかしたみは思った。

「とりあえず最低3000だ」

  みんなはたみの発言にびっくりしたがみんなは心が踊った。

  そうしてたみの番がきた。インタビュアーはたみの出場理由についてテレビ中継で話しはじめた。

「たみくんは以前マッスルダウン症にかかっていたらしいです」

「それは本当ですか⁉︎ じゃあ出場は無理だったんじゃ…」

「しかしマッスルダウン症には治るワクチンがあるらしんです それでたみくんは治ったと、それでたみくんは治った事を証明する為に今回出場を決めたとか…」

「本当ですかそれは⁉︎  マッスルダウン症にワクチンがあることなんて話聞いた事ありませんが…」

  するとやのがテレビに映った。

「マッスルダウン症にワクチンがあるのは本当です。東北大学付属医大病院にはそのワクチンを取り扱っています。そうしてたみは治りました。たみはやせてみえますが、かなりの筋肉マンですよ 腹筋割れてるのみせてもらいましたから」

  すると全国からその放送局にマッスルダウン症のワクチンについての電話が殺到した。

  インタビュアーは

「只今 当番組にマッスルダウン症のワクチンについての問い合わせが殺到しておりますが、お調べしております。少々お待ちくださいませ」

   そしてインタビュアーは続けた

「とりあえずたみくんの飛行を見ましょう」

  解説者はいった

「マッスルダウン症の人ならどんなにいい飛行をしてもいって100メートル位でしょうね」

  みんなは息をのんでたみの飛行に注目した。

  たみは飛行機にあおむけになって乗車した。以前も感覚を確かめたがたみはペダルの重さをもう一度確認した。

「うん間違いないこれなら大丈夫だ」

  たみのフライトになった。たみは飛行機のペダルをこぎだした。ペダルは16変速のギアが通常搭載されていた。

  たみの飛行機が飛行台からはなれた    

とおもったらたみの飛行機は上昇して飛行しはじめた。みんなから一気に歓声があがった。

「たみやった‼︎ 」「たみいけーーー‼︎」

  たみはそんな歓声はつゆ知らずもくもくと天を見ながらペダルをこぎつづけていた。

  インタビュアーはいった

「これはひょっとするとひょっとしますよ…上陸もあり得るんじゃないでしょうか?」

  しかしやはりたみにはそんなインタビュアーの言葉も耳には入ってこなかった。

  たみはひたすら軽いペダルをもくもくとこいだ。たみの飛行機はみんなからみてもどこまでも飛んでいくようにみえた。

  いつしかたみはあおむけになって足でペダルをこぎながらこんな事をおもっていた。

 

「なにか天国へ向かっているみたいだ」

 

そんな気持ちにとらわれながらたみはどこまでも飛行し続けた…

 

 

 

 

 

 

                                                           終

小説 「大学生活」

 

第3章            マッスルダウン症

 

 

そんな中世の中では原因不明の伝染病が流行し始めていた。マッスルダウン症、またはマッスルダウン病とその病気は名付けられ最初は下痢や嘔吐からはじまりしばらくすると筋肉がだんだん体からなくなっていって下手をすれば死に至るという恐ろしい病気であった。

  そんな恐ろしい病気になんとたみはかかってしまう事となる。

  たみはやのにまた来るねといったのに行けなくなってしまったと自分がマッスルダウン症にかかった旨を伝えた。

 たみは大学も休学することとなり、自分の家族からも隔離され最寄りの大学病院にすぐに入院する羽目となった。そうして大学でもマッスルダウン症にかかっている人が他にいないかどうか全生徒が調べられた。しかしたみ以外の人でマッスルダウン症にかかっている人は見当たらなかった。ひとり大学病院の独房にいれられたたみはかれんと同じく自分も死んでしまうかもしれないとふとそんな事を思った。自分のこともまわりの人も信じられなくなりたみはこの独房で下手をすれば殺されるんじゃないかと思い医者や看護師が怖くて堪らなかった。

  マッスルダウン症の治療法はまだ日本ではほぼ確立されていなかった。ほぼ不治の病いとされていた。しかしやのはたみがマッスルダウン症にかかる事をしるとその病気の治療法を躍起になってネットや文献あらゆる手段を使って探し始めた。やのは思った。

「もうこれ以上大切な人を失う訳にはいかないんだ」

  そのうちやのはマッスルダウン症にはごくごく知られていないがワクチンが存在するという情報をなんとかしてつきとめた。そのワクチンが本当に存在するかわからなかったが、やのはワクチンが取り扱っている病院があるかどうかかたっぱしから全国の有名病院に電話して探ししはじめた。日本になかったら世界の病院にでも電話して聞いてみようかという勢いであったが、日本にも東北にある大学病院で、マッスルダウン症のワクチンがあるということをやのはとうとうききつけるに至った。

  やのはすぐにたみの家族に電話をした。そしてたみはすぐにその東北にある大学病院に転院することとなった。その頃にはたみは瘦せ細りもう歩けない迄になっていた。

  東北の大学病院に入るとたみはすぐにワクチンを接種された。それから1ヶ月後、たみは見事マッスルダウン症から立ち直ることが出来た。そうして退院し、東京の実家に戻れる事となった。

  たみの退院日の当日、たみは松葉杖をつきながらまだあまり体力は戻ってはいなかったが、気持ちはしっかりしていた。そうして大学病院から外に出るとそこにはやのの姿があった。

  やのはたみの姿をみるなり、涙が止まらなくなって泣き出した。

「よかったよ たみ よかった」「たみまで死んじゃってたらもうおれ生きてはいけなかったよ」

  たみはやのに礼を言った。

「やのは僕の命の恩人だよ」

「たみ おれは殺人者じゃないよな」

  やのは突然そんな事を言った。

「はぁ?なんでたよやのがそんな筈ないだろ」

「おれさ おれ辛かったよー」

  やのはまるで子供の様にたみに抱きつき子供の様に泣いた。やのはたみが苦しかった分まで泣いてくれてる様な気がたみはした。

  たみはやのに言った。

「やの 一緒にかれんのお墓参り行こうよ やのはいつもいってるんでしょ  今度は僕と行こうよ」

 

  東京に帰るとたみとやのはかれんの墓を訪れた。やのは花を添えると熱心に祈り、それから抱き合ってたみに変わった。しかしやのはもう泣く事はなかった。たみも線香を添えるとやのと同じ様に熱心に祈った。たみもなにかすっきりしたようなそんな心持ちがした。

 

  しかしたみは休学から復帰しまた大学に通いはじめると、たみがマッスルダウン症にかかったことは検査などを実施したことからまわりの人に知られていて、まだ完治する病気ということが知られていないことから、やの以外の人からはたみは差別を受ける事となった。たみのまわりは以前のやのの様に人がいなくなり、たみは友達の多くを失った。しかしやのはいつもたみと一緒にいた。いつも一緒にいることからやのもそのうち差別の対象とされはじめ、ふたりは皆んなから孤立した。

  たみはやのに対してやのも差別されていることにたいして責任を感じてはじめていた。たみはやのに

「もう僕のことはほっといていいから、また皆んなと仲良くしてよ 差別を受けるのは僕ひとりだけでいいから」

  やのに促したがやのは聞こうとはしなかった。

「おれはたみと一緒にいたいんだ。そんな事気にしなくていいんだよ」

 やのからしてもたみは命の恩人であった。

 

 

 

第4章        鳥人間コンテスト

                                             へ続く…

 

 

小説 「大学生活」

 

第2章         かれん

 

  僕はやのと共にやのの部屋に入ると、やのは「まだ寝ないだろ?」と僕に冷蔵庫から350mlの発泡酒を差し出した。

「とりあえずのもーぜ」

「そうだね」 プシュッ

「じゃ、乾杯」「…」「アーっ いやぁたみがいたから楽しかったよ」

「いやいや、そーっしょ」

「いーねたみ、いーよたみ!もーずっとここにいろよ」

「うんそうしようかな」

といってたところにやのにLINEがきた。

やのはそれを見ると、やのの表情はいってんして曇った様にみえた。やのは発泡酒の缶をぐいっとのんでLINEをそのまま放置し返信する事をせぬまま

「いやなんでもない、すまんね」といった。

「誰?」僕は聞いた。

「いや誰でもないよ」といってるところにまたLINEはなった。

今度はやのは見る事すらしなかった。

僕は

「いや、自分の事はお気になさらずに、LINEみていーよ…僕もLINEするかな」

「いやいーんだよ」やのは途端に機嫌が悪くなった。

「かれんだよ…だからいいんだよ」

「かれん? なんていってるの?」

  たみはさっきの事を思い出して心配そうに聞いた。

「しょっちゅう来るの?」

「ぁーそーなんだ。面倒臭いからいーんだよウザいんだよあいつ」

「いやよくないよ…」

やのは今度は発泡酒の缶をまだたっぷり残っているであろう残りをそのまま一気に飲み干して缶をほっぽり投げていった。

「俺が今の彼女と結婚したい事が気に食わないらしい…会って話したい…だとー。」

「今?」

「あぁ…7階の避難扉の前で待ってるとー馬鹿じゃねこんな時間に…」

「いや…僕は会ってきた方がいいと思うよ。下手に行かなかったら…」

「そうかなでも会いたくないんだよね俺はもうあいつに」

「でもアレだけ仲良かった人じゃん…どうしてまたそんなになっちゃったのさ。」

たみは日頃から溜め込んでいたものを吐き出しはじめた。

「かれんは本当にやのの事が好きそうだし。僕はかれんを幸せに出来るのはやはりやのしかいないんじゃないかってそう思うし…やのもかれんのほうが幸せの様な…」

「いやそれはたみが決める事じゃねーし全く興味なくなったんだよね。付き合ってもうやんなったというか…たみにはオレの気持ちはわからねーよ」

「いやでもかれんはやのが本当に他の子と結婚したいって言ってるか確かめたいんじゃないの?」

「なんでいちいちあいつに言わなきゃならないんだよ‼︎」

やのは今にもたみに食ってかかりそうであった。

しかしたみは続けた。

「かれんにはやのは言わなきゃならないんだよ!それにやのが会わなきゃかれんが心配なんだよ!」

「はぁ?なにいってんのたみ」

「かれん下手な真似なマネしなければって…なんだよ7階の避難扉の前って…。」僕はかれんが自殺しそうな気がしてそういった。

「は?なんだよそれ。なにいってんだテメーは。」

やのは嘲笑った瞬間、表情を一転させ凄い剣幕でたみの胸ぐらをつかんでそう言った。しかしふとその手を離すと「かれん」やのはおもいたったように部屋を飛び出していった…

   たみは部屋にひとりだけ取り残された。たみは自然とかれんのことを思った。たみはかれんがつね日頃から熱烈にやのの事を好きに思っていたのを知っているそれはどれくらい想っているかはかりしれないようにたみにはみえた。たみがかれんと話をしている時にやのが彼女と通りすがったりすると、かれんはいつの間にかやのの事を眼でやのがいってしまう迄おってそれからいつも哀しい顔を隠そうと軽くわらってみせるのであった。それはかれんが付き合っているイケメンの彼氏の前でもそうらしかった。それからいつもかれんとその彼氏の間でケンカになるみたいであった。かれんは他の女の子に今の彼氏は冷たいともう別れたほうが良いのかなとやのは彼女と別れないのかなと今やのはあたしのことなんかもうなんともおもってないかもしれないといつも弱音を吐いていたらしい事も知っている。その上やのが他の人と結婚したい事がかれんに知れたら…たみは日頃からその事を気にしていた。そしてとうとうかれんにやのが他の人と結婚したい気持ちが知れた。たみはだんだんふつふつとその嫌な予感がそのまま的中してしまう様な気がして、たみもいつのまにか部屋をでて7階のかれんのもとへ向かいはじめた。「そんな事ねーよな。自分の思い過ごしだよな。」たみは必死に自分に言い聞かせていた。しかしやのが急に飛び出していった事も何かたみはかれんに危険を感じずにはいられなくなってしまった。

  たみはいつのまにか必死に7階まで階段を駆け上がっていた。6階まで来るとなんとなく上から風が吹いてくるのが感ぜられた。たみはそれをふりしきってもっと懸命に階段を駆け上がった。

  そして7階の避難扉の前に来た。非常用避難扉は何故か開いていてそこから物凄い風がこちらに向かって吹き込んでいた。そしてその中にやのの後ろ姿が見えた。「やの‼︎なにしてるんだよ‼︎」自分は叫んだ。「いいからお前も引っ張れ‼︎」やのも叫んでいた。馬鹿馬鹿なんだよそれ僕はやのの隣にくるとやのは避難扉から必死にかれんの腕を掴んで離さないでいた。やの「いーからお前も引っ張れ!」「いいのよたみくんもう…」しかし僕はかれんの腕を掴もうと…しかし扉の窓が小さくてたみの腕は入らない。「なにやってんだよ‼︎」「駄目だよ窓が小さくて腕が入らない」たみはいつのまにか眼から涙をこぼしていた。やのは懸命に腕を引っ張っていた。かれんは僕に「泣かないで」といった。

「いいのよたみくん私はね一生やのの忘れられない人になりたいんだ…」

 やのはひたすらかれんの腕を離しはしなかった。やのは必死に涙を堪えながらかれんの腕を懸命に引っ張っていた。やのは限界が来てもそれでも必死にかれんの腕から自分の腕が折れようとかれんの腕を引っ張り続け離しはしなかった。

   でも…

「やの辛そうだから私もういくね」

   かれんはやのが死ぬ程必死に離しはしない腕をやのがいつまでも懸命に支えていたかれんの腕をかれんはいとも簡単に振りほどいてそういった。  

   

 やのはまさかかれんが…信じられぬままその光景から眼をそらす事が出来なかった…

 

   それからどの位時間が経ったのか…

 

やのはそのまましゃがみ込んで身体を丸くして膝に顔を埋めたまま震えていた。たみも崩れ落ちる様にやのを覆う様にしてやのの上に重なると、やのの震えがたみの体にも伝わってきてたみも一緒になって震えだした。たみはやのが震えているのを感じながらひたすら「何が?何がおこってしまったんだ」とそればかりをひたすら自分に問いかけていた。

 

  警察は恐らく気がついた人が呼んだのだろう。まもなくサイレンの音が聞こえてきて…かれんは救急車で運ばれたがもう手遅れだろうということであった。それから現場検証が始まり僕とやのは警察の事情聴取を受けた。最後に警官のひとりが

「死亡したかれんさん最期は微笑んだまま息をひきとっていたよ…きっと思い残す事はなかったんじゃないかな」

といった。それを聞いたやのはとうとう座っていた椅子から崩れ落ちながら泣き出だした。

  警察からは僕が先に出された。出されると母親が迎えにきていた。僕はまわりの友達に「とりあえず帰るわ」と告げた。女の子のほとんどが泣いていた。男の中でも泣いてる奴もいた。罰ゲームを約束した友達は「あぁそれがいいよとりあえず帰んな」とかなしそうにいった。

 

 

  それからやのはまるで人が変わってしまった。会話で賑やかだったやののまわりは全くの無言の空間となっていつしかやののまわりには人が寄り付かなくなった。結局結婚するんだといっていた彼女も最初は必死にやのを立ち直らせようと色々頑張ったが、やのが全く口を開かないのにしびれをきらしてそのうち関係は悪くなり彼女はやのと別れた。

  新学期が始まりだしてもやのはまるで廃人になったかのようで住んでいた寮の部屋もすさみはじめそのうち授業も受けずやのはそのすさんだ寮の部屋から外に出ようとしなくなった。

  たみは時折やのの部屋を訪れた。たみもまたやのと会話をする事はなかった。しかしたみはしばらくやのの部屋でやのと一緒の空間を過ごすと

「やのまた来るね」

といって帰っていった。

 

第3章           マッスルダウン症

 

                                                 へ続く…

 

 

 

       

小説 「大学生活 」

   

第1章  やのの独身寮へ

 

僕は大学に入って初めての夏休み、大学の寮を覗きたくて寮に入っている友達のところへちょっと厄介になる頼みをするとその友達は「なにも頼まなくたって同じ大学の人なら寮は自由に出入り出来るよ」とまぁ多分OKとの事だと思った。しかしながら特になんの身支度もせぬままにおもむろに寮に入り込んで僕はその友達に会いにいった。

   今ではめずらしいレンガ作りのモダンな佇まいは其れだけで僕をわくわくさせた。僕は意を決して木製の古い扉を前に押し寮の中に入ると、そこには中庭が広がっていてそれを囲むように寮の部屋が幾重にも高く連なっていた。寮の人々はその中庭で自由にくつろいで自由な話をして交流を深めていた。高い階から中庭を覗き込んでいる人もいなくはなかった。適当に植物が植えられていて、なにか西洋にきたような心地がしないでもなかった。きっとアメリカやヨーロッパの大学ならこういった建物も少なくはないんだろうなとロクに海外に出たこともない僕はそう思った。

    僕はまず友達を探す事にした。取り敢えずきたことをLINEした。しかしまだ返信は来ていない。それまで色んな場所へ行ってみようと僕は中庭を突っ切って建物の中に入る階段を駆けあがって中に入った。建物の中は中庭に比べると実に暗かった。ライトも殆ど視界が見える最低限しかついておらずそれも蛍光灯ではなく常夜灯であった。僕はまるでゲームの中の建物に紛れ込んだそんな気持ちになって心は益々踊った。所々によく訳のわからない空間があった。そこには何もなかったり、たまに植物が置かれていたりした。あとは殆ど横に連なって一人一人の寮の部屋の扉だけが規則正しく間隔をあけてあるのだけが見えた。そこを通り過ぎていくとなかには扉を開けっぱなしにしている奴もいた。その中を何気なくみてみると扉を正面に見て大きな窓があり、後はベッドがあるだけに見えた。まるで何か独房の様ななんとも味気ない部屋にみえたが僕はしかし何かそれが逆に今の物に溢れた世の中から逸脱している様にみえて、趣きがある様に感ぜられた。実際、僕はこの寮に是非とも入りたかった人であった。しかし家も近い事から親に反対されて敢え無く諦めたのである。

   僕がある程度満足するまで寮の建物の中をめぐると友達であるやのからLINEが入って来て中庭にいるよとの事であった。僕は再び階段を降りて中庭に向かった。

    しかし僕もこの寮に関して気にいらない事がひとつあった。それは寮の館内は全て禁煙というなんとも窮屈なルールがあった事である。

    実際僕はもう煙草が飲みたくて堪らなくなっていた。それにこの建物で煙草がのめたらどれ程ハマって僕は満足するだろうかと思った。兎に角そんな事をおもいながら自分は中庭にいるやのを見つけた。

   いつも通り簡単に挨拶を済ますと取り敢えず僕は煙草がのみたい旨をやのに注文したが、するとやのは「もうちょっと我慢してくれ」といった。

「もう直ぐ夕食時になるから夕食が済むと喫煙者がこぞって隠れて吸う場所があるから夕食が済んだら案内するよ」

との事であった。時計をみると4時半であった。5時にはもう夕食は開始するとの事だったのでまぁそれならと僕は煙草を我慢する事にした。とりあえず僕はやのの部屋に案内された。その部屋に入るとまるでさっきみた殺風景な部屋と間取りが一緒とは思えない位やのの部屋は物で溢れていた。ゲーム機からはじまりギターやボード、スニーカー、漫画、CD、ポスターなどが所狭しと並んでいた。しかし僕が興味を抱くものは何もなかった。その部屋をある程度眺めると僕は窓から外をみた。やのの部屋は3階で下をみるとそれ程小さくはなかったがまたそれ程大きくも映らなかった。すぐ離れた場所に大学の校舎が見えた。校舎の窓はどこもカーテンがされていて中の様子を伺いしることは出来なかったがカーテンがされていなければ、授業を受けている生徒やはたもや居眠りをしている生徒などが充分みえるくらいであった。しばらくやのの自慢を聞きながらそれを眺めていると夕食の時間帯になってやのの他の友達が今いる部屋に「飯行こうぜ」と誘いにやって来た。どうやらやのがいつも共に食べている連中らしかった。僕は誘いに来た2人とやのと僕で学食へ向かった。その2人と初対面だった僕は軽く2人に挨拶を済ませるとその2人は快く思ってくれたみたいであった。とりあえずやのの部屋の事について半分馬鹿にした様な感じの話をしてそのまま学食を頂いた。僕は迷う事なくカレーライスを注文した。学食の食事の量は結構お腹が満たされる位の量でそれ以外は何も注文しなかった。やのは散々迷った挙句僕と同じカレーライスでおさまった。他の2人はうどんとそばにミニカツ丼セットを頼んでいた。食事の間は皆黙々と食べた。なので食事はあっという間に終わった。やのが部屋に帰ろうとすると2人のうちのひとりが「お前煙草はすうの?」と聞いてきたので、僕は「ずっと我慢してた所だよ」というとその友達も「オレも」といい、「今のうちだから吸いに行こうぜ」と誘われた。やのともうひとりの友達は先に戻っているという事で僕はその友達に連れられ秘密の喫煙所に向かった。そこはコンクリートで塀で固められたゴミ捨て場の裏側であった。しかしそこにも植物がキチンと植えられていた。

 「普段は日頃から喫煙防止のおっちゃんがこの寮はウロウロしていてろくに吸うことが出来ないんだよ」とその友達はいった。「だから煙草を吸う奴は寮を出てすぐ近くに安い喫茶店があるからそこでたむろするのが普通なんだ」

「ただこの夕食の時間帯だけはその喫煙防止のおっちゃん達も学食で夕食を済ませるらしくて今のこの間だけは煙草が吸えるんだよ。今の時間だけは見逃してくれてるのかもしれない」僕は煙草を燻らしながらその友達の話を聞いた。

「まぁ煙草吸うんだったらそこの近くの喫茶店へ行ってみるのもいいカモよ…仲間紹介してやっから」その友達もやのと同じく優しく面倒見のいい人であった。結局その友達と大急ぎで煙草を3本頂くと僕達はまた寮の部屋へ戻る事にした。

「お前着替えあるの?」

「いやない」

「どーするの銭湯行くか?」

「あれ⁈風呂あるんじゃなかったっけ?」

「いやここの風呂は汚くてとても入れたもんじゃない まぁ着替えないなら今日はオレ風呂入らんから…やの彼奴入るかな?」

そんな事を話しながら僕達は寮の部屋に戻った。やのはテレビを見ながら携帯をいじくっていた。その友達がやのに風呂に行くか聞くとやのは「お前は?」といいその友達がいかないというと

「どーしようかな若干汗かいたから俺はいこうかな」とどうでもいいように携帯をいじくりながらやのはいった。

「じゃあこいつはオレが預かるぜ」

僕はやのの友達の片割れの部屋でやのが風呂から上がる迄待つ事にした。

   その友達の部屋はあの開けっぱなしだった部屋と同じように数点の洋服の他はテレビ、冷蔵庫位しかおいてなく落ち着いた感じの部屋であった。ただ特に僕が目をみはったのはそんな簡素な部屋の中にきゃりーぱみゅぱみゅのポスターが一枚ベッドの脇に貼ってあった事であった。

「好きなの?」

と僕は聞くと

「まあまあ」とその友達はどーでもいいようにいった。僕はそのポスターがなければバッチリなのにと思ったが、言葉には出さずただそのポスターだけをぼやあと見つめていた。友達は冷蔵庫から2Lのコーラを出すと「飲んでいいよ」とやはり冷蔵庫から冷えたコップを2つ取り出して僕に言った。

「サンクス」と僕は煙草で喉が渇いていたのでコップにコーラを注ぎ軽く頂いた。

「オレの部屋はやのの部屋と違って何もないからな」

「いや別にいいよ」

ふたりは別にする事もなく携帯をいじりはじめた。僕は携帯でぷよぷよをしながらやのの到着を待った。

「やのが帰ってきたら女のとこいこーぜ」

その友達は言った

「行けるの?」僕はきいた。

「うん部屋には入れんけどね。たぶん中庭に来てる筈だから」

「ぁ 中庭ね」

僕は少しガッカリした。多分その女子達は今やのが付き合っている彼女の友達達だろうなと僕は大体予測はついていたのでそれ程胸が踊るわけでもなかった。それに僕のお気にの女の子は確かこの寮には入っておらず少し離れた隣の駅の近くで一人暮らしをしていた筈であった。それに自分はあまり女の子のまえでも話が上手い訳でもなかったので、まあ寧ろ話をしているのを聞いているだけかもしれなかった。そんな事を思いながらしばらくぷよぷよをしているとやのではなくやのの彼女が突然部屋にやって来て「ねぇやのくんどこ?お風呂?」と友達に聞いてきた。「うん風呂だなもうすぐ帰ってくると思うけど」僕は女の子は男の寮に入れんだとかなりビックリした。

「やのの部屋の鍵あるでしょ?」

「うん ぁ たみくんだ 遊びに来るっていってたよやのくん」

「うんその通り遊びに来たんだよ 宜しくお願いします」

僕は女の子の前だとどうしても丁寧語になってしまうのが嫌であった。

「じゃぁ部屋で待ってるね」

「うんやのが帰ったらLINE頂戴」

友達がいった

「了解」

やのの彼女はいってしまった。

   やのには幼馴染みの元カノがいた。元カノも今のやのと僕と同じ大学でやはりこの寮に入っている。しかしやのは元カノかれんと最近別れ今来た彼女と付き合いをはじめた。やのは今の彼女と「ゆくゆくは結婚するんだ」と僕によくうちあけた。しかし僕はその度に「あの幼馴染みはどうするんだろ?」と思いを馳せた。かれんはやのの事が諦めきれなさそうではあるが、その内他の彼氏と付き合いはじめた。やのはいっこうに気にはしていないみたいであったが、かれんはやのに気がもたれたくてその彼氏と付き合ったのがみえみえであった。確かに今付き合っている彼女のほうが僕からみても可愛くはみえたが、なにかかれんの方が僕からすればどこか惹かれる魅力があるように思えた。実際かれんのほうがやのの今の彼女よりよくモテる。しかしかれんはやのの事以外興味はないみたいである。今かれんが付き合っている彼氏はそれはそれはイケメンな彼氏であった。しかしかれんは僕からはなにか退屈そうにみえた。自分もどちらかといえば今のやのの彼女よりかれんの方が仲良く出来た。かれんは僕を好意的にみてくれていた。しかしそれ以上の関係にはかれんはなりたくない…というより僕もかれんがやのの事を好きなのはわかっていたので僕はあまり興味なくかれんにみせた。かれんも僕にはやのの事で相談するような事はしなかった。寧ろかれんには子供の様に扱われていた。しかし僕はなんとなくやのはかれんと結婚した方がいいのになとそんな事を日頃から人ごとであれ親友として思っていた。

  そんな事を思っていると

「やの帰って来たらしいよ」

  とLINEがきたらしく友達はいった。

「なんていってる?」僕は聞いた。

「なんか先中庭いっててだって…あいつらヤるんじゃないの⁈」

  僕はふきだしてしまった。その友達は呆れた様子でしかしうっすらと笑みを浮かべながら

「じゃあ仕方がないから先に行ってようぜ」

  と僕に促した。

「それとも喫茶店いく?」

「いやとりあえず中庭いって、それからそこの喫茶店いこうよ何時迄やってんの?」

「確か8時迄だな」

「じゃあ中庭寄ってからでいいでしょどうせ通り道だし」

「そうだな」

  意見はまとまった。僕はとりあえず中庭で女の子と喋る事をきどりたかった。僕が喋らないまでもそのグループに属してみたかったのだ。

   中庭に夕食を食べたやのを抜かした3人で行くとやはり女子達はいつものメンバーであった。その女子達は僕達が着くなりやのの彼女が何処にいってるか聞いて来た。すると友達はすごく真剣な顔で「しらない」といったので僕はまたふきだしてしまった。「なに知ったんじゃないの⁈」と女子達に言われた挙句

「あれ⁇やのくんは⁈」

と言われると僕達は弁解が出来なくなりしょうがないから僕が

「ご想像にお任せします」と言うと片割れの友達のひとりが笑った。

「なに⁈なに⁈またーー⁈」

   女子達もご存知の様子であった。

「まぁ彼奴らはビップだから」

とやのたちの事は棚に上げて僕達は話をしはじめた。僕はこの子達にちょっと聞きたいことがあった。僕はいちばん信頼出来る女子に聞きだした。「ねぇやのがさ今の彼女と結婚したいって事知ってる⁇」

「うん聞いた事あるよ」

「それさかれんの耳に届いてるかな?」

「いやどうだろわかんない…なんで?」

「いやさかれんがそれ聞いたらかなりショックいけるんじゃないかと思ってさ」

「え?だってかれん今付き合ってんじゃんあの超イケメンの子と…そんな事ないでしょ」

「そうだといんだけど…なんかそうじゃなさそうなんだよな」

「たみ心配し過ぎだよ」

「そうかな…」

「それよりたみは誰好きなのよ⁇」

「え⁈いやいないから」

「いないのー⁈つまんない…」

  僕は「ひょっとりたらこの子自分の事好きなのかな」と思った。しかし「そうじゃないだろ」とすぐにまたそんな事を思った。たみは昔から自分を想う女の気持ちに関しては恐ろく鈍感であった。周りからいわれても「いやそんなんじゃないよ」と本気で弁解して女の子がまさか自分に気があるなんて全く気が付かずにいて今迄彼女が出来たことがなかった。勿論たみは童貞であった。たみは友達に彼女が出来てもきっと自分には彼女は絶対出来ないだろうなとそんな事をいつも思ってる人であった。

    しかしなんだか女子達とある程度話をするとまた煙草がのみたくなってきた。たみは今の時点でかなりのヘビースモーカーであった。

「ね?あすこの喫茶店いかない?」

「え?あの喫茶店?やだー煙草臭いんだもんけむいしあそこ」

  やはり女子にはあの喫茶店は評判が悪い事は知っていた。しかし我慢が出来なくなった僕はあまり会話が盛り上がらなくなったひとりに「煙草のみいかない?」と尋ねると

「喫茶店?そうだね行こうか…確かお前ら全員吸わないんだっけ?」

「いやあたしは吸うけどあの喫茶店はヤダ」

「ぁーそじゃあわかったたみくんいこかじゃあ」

「そうだね」

「まってよオレどうすんだよ」

  男子ひとりになった友達はいった。

「いやそいつらと話してればいいじゃん」

「え⁈いやオレ部屋かえるわ」

「え帰んのー?いいじゃんもうちょっといてよ」

「ぁ、そう、じゃいよーかな…オレの部屋はどう?」

「いかない」

「そうだよね、ま、わかった…じゃあいってき、たみくんも」

「うん」僕と友達は女子達と別れて寮を出た。

「だぶんもう連中いないかもな7時にもなりそうだし普通に家に帰ってるだろうな」

「いや別にいいよまた今度で」

「まぁそうだねホント寮で吸えりゃあいいのに喫煙所くらい作れよなぁ」

「うんホントそうだよね」

  そんな事をいいながら寮のすぐ隣の喫茶店のドアをたたいた。入ると客はほぼ大学のやからばかりでしかも少ない禁煙席にはひとりとして人はいないが喫煙席にはこの時間になっても煙草の吸う奴で賑わいなかは煙たそうであった。

「何か買わんとなアイスコーヒーいくら?」

「150円」

「ぇ?そんな安いの?」

「うん大学の御用達だから」

  僕はアイスコーヒーを頼むとその友達もアイスコーヒーであった。喫煙席の自動扉を開けるとかろうじて奥に2つの席があった。僕達は灰皿をそれぞれとってその席に着いた。すぐ隣の壁はまっきいろであった。友達は他の友達がいないかあたりをみていたが「やっぱいねーわ」とジッポーで煙草に火をつけてついでに僕の煙草にも火をつけた。「ありがと」僕はいった。友達は単位の話をはじめた。

 「単位幾つとれた?」

「いやほとんどとれてないよ」

「オレも」

  僕は「16」と答えた。

「ぇ?たみくんそんなとれたの?オレたった8だよ」

「それわぁ…」

僕は言葉を濁すしかなかった。

「まあ最初だしなんとかなるんじゃん」

「そうだよねとりあえず大学入って真面目に授業なんか受けてらんないよね」

「そうそう」

  しかし僕は8はスゴイなと思った。自分の16でも2倍だ。

「彼女いるの?」

「いやいないお前は?」

「いないよいるわけないじゃん」

「いやなんかいそうだけどね」

「そうかな?」

  兎に角この時は彼女が欲しくて仕方がない大学生活がかかっているといっても過言ではない。

「僕なんか童貞だよ」

「ぇ?そうな?…いやでもこれからだって」友達は優しかった。

僕は「もう誰でもいいかもしれない」とそんな事をいうと

「じゃあ出来るっていや出来ない訳ないよ」

「そうかな」

「まぁオレだって今迄付き合ったの高校の時のひとりだけだしあんまり変わらないって」

「いやそんな事ないよそれは大きいよ」

「いや変わんないって‼︎」

  いつの間にか2人はまわりの人にも聞こえるくらい大きな声で話していた。友達が「変わんないって」といった時、みんなの目がこちらをむいたのでたみとその友達はちょっとビビって2人は視線を壁に向けた。

「じゃぁどっちが先に彼女出来るか勝負だな」

「いや絶対僕負けるよ」

「なんか罰ゲーム作ろうぜ、負けた奴はコクるみたいな」

「ぇ⁈やだよ絶対僕負けるし」

「いーじゃんそれで成功すればさタブルデートよ」

「はあ?いや間違えなく失敗するから」

「いやそれで決まり!」

  結局僕はその友達とそんな約束をしてしまうに至った。僕は今からもうどうしようと不安をのぞかせていた。

「お前泊まってくの?」

「うん確かやのがキャンプ用の寝袋持ってる筈だからそれで寝ようと思ってる」

「そうかなんでも持ってるなあいつ」

「そうだねでも寝るスペースがないカモしれない」

「まぁ寝れそうになかったらうちの部屋こいや」

「了解ありがとう」

  そんな事を話しているうちに閉店の時間が迫ってきたのか喫煙席の人がまばらになってきた。いつの間にか8時も10分前になった。

「そろそろ閉店くさいな…いこうか」

「そうだね」

  僕達は満足のいくまで煙草をのむとそこの喫茶店をでて寮に戻った。

  寮に戻ると中庭のいつもの場所でやのの連中は話をしていた。

「おーおー帰って来たよまた随分といってたね」

「ああ2人で猥談してきたよ」

「あーそういいねやるね!」

「まぁまぁ」「まぁまぁだよ」

「そっか」

「そちらさんは何話してたの?」

「そりゃモチ」「モチ猥談」

「なるほどねそりゃそーか」

「そりゃそーでしょ」

「たとえば?」

「は?たとえば?いやたとえばはマズイっしょ」

「なに?」

「ナニ⁈」

「いややめてよー」(笑)

  いつもこんな調子だったかな僕は笑いつつもちょっと思った。「若干テンション高いなちょっと恥ずかしいな」僕は女の子と目が合うとちょっともじもじした。

「やだたみくんもじもじしてる」

「え⁈してないよ」

「たみくんには刺激強すぎだよ」

「そうなのかたみ?」

「ぇ⁈ いやいやまぁ…そーです」

「そうかじゃあ仕方がないここらでやめとするか…たみ帰るか?」

「ぇ!まだいいよ」

「うんまだいーじゃん猥談じゃなければ」

「ほんとかたみ実は猥談がいいんじゃないのか?」

「ぇ⁈ぇいやまぁ…」

「どっちなんだよ」

「どっちでもいけます!僕バイっすから」

「えーー!たみくん爆弾発言!」

「いやウソですウソですよオトコオンリーです」

「きゃー!ハハハハハ」

  そこをちょうどかれんが通りかかった。僕はハッと思ってちょっと罰が悪い気がした。やのは全く気がついてなく笑っていた。かれんはいつもはやのをみる筈なのに今日は目を伏せてあたかも自分がいじめられているかの様な感じで前を通り過ぎていった。僕はなにかちょっとマズい事をした様に思えた。何故かはわからないがちょっとした罪悪感を僕はおぼえた。

  しかしかれんがいってしまうと僕はまた調子に乗り出した。「なんだかんだで僕も会話についていってるな」そんな事を思いながらたみは会話に参加していた。それは楽しい夜の時間帯だった。それは夜の12時迄続いた。12時になると若干眠くなってきたなと1人が「明日朝から部活だから寝るわ」といったことにより今日はみんな解散となった。

 

第2章            かれん      

                                                に続く…

 

 

作家と音楽家を夢みて…

今週のお題「自己紹介」

自己を語るほど自分は魅力があるかわかりませんが、それに自分ほどよく自分ではわからない人はいないかもしれません。

幼い頃は優しくてしかし鈍臭いのでよくイジメられました。しかしイジメられることによって自分は強くなりました。中学時代はサッカーをして身体的にもぶよぶよだった体もまるで引き締まりました。運動が嫌いだった自分もそうではなくなり、体を動かすのは爽快だと迄思うようになってだいぶ健康になったような気がします。

中学3年生の夏休みに夏目漱石のこころを読んで衝撃をうけ、将来は作家になるんだとこころに決めました。それから日記をつけ始め、それは毎日ではありませんが今でも続いています。

しかし高校に入ると自分は音楽に傾倒していきます。この頃に再発したビートルズの赤盤青盤と共に自分は数々のCDやレコードを買い始めました。

大学に入るとバントをくみましたがすぐに失敗してメンバーから外されました。

そこで音楽をやめようともってる500枚あまりのレコードCDを全部売ると母親に言ったら止められました。それから自分の精神状態はおかしくなり、しかし自分は音楽から逃れられなくなっていきます。気がつけば、自分は精神錯乱を繰り返しながら、DJを始め、曲を作るそんな事をしはじめて、それからいつの間にか20年が経ちました。

自分はもう音楽が出来ない体かもしれなくなっています。しかしもう自分は完全に音楽にどっぷりと浸かってその生活から抜け出すことは恐らく出来ないでしょう。同時に作家として時には作品も書いてきました。それは自分の半生であり、またそのようなものです。

今は仕事もそれ程大変ではなく、仕事が終わると何時も喫茶店によってはそこで音楽を聴きながらまたは日記や作品をかきながら時間を潰す毎日です。

将来をぼやぁと夢みています。自分はサラリーマンとしてはもう仕事が続ける事が出来ない身体です。現に今迄サラリーマンをしてきたときも多々ありましたがどれも3年ともちませんでした。

そこでいっぱつ人生を賭けてみようと、今自分は芸術方面に自分の力を注いで生きています。かといってそんなに大々的な活動はしていませんが…寧ろ細々とやっています。それどころか精神錯乱の所為で数々の友達も失ってしまったところです。しかし自分は夢を捨てれません。

もし自分が夢を捨てたらもう自分に残るものは何もないそんなような気がします。

でも将来的には、空家を買い取って改装して、自分好みにしてひっそりと暮らせたら、そんな事をおもっています。

それで自分の活動が出来れば自分は満足して死ねるかもしれません。

恐らく結婚も無理でしょうし、子供なんて其れこそ無理に違いありません。

別にかといって拒んでいる訳ではないのですが

まぁ本当にのほほんと暮らせたら、お金がなくてもそれなりに毎日に幸せを感じられて生きれたら自分は本望だとおもいます。

 

蕎麦、うどんは茹で過ぎ注意

Netflix野武士のグルメお題「ひとり飯」

一人暮らしをしていた時は当たり前なのですがよく一人で飯を食べていました。やはりお金などロクにもっていなかったので、大抵食べるものはお金のかからないものでした。定番のカップラーメンやカップ焼きそばなども食べていましたが、その時料理したものといえば、料理したうちに入るかわかりませんが、蕎麦やうどんでした。普通にパスタやカレーなども作れるのですが面倒臭くて作る気にはなれませんでした。しかし蕎麦やうどんは茹でるだけと簡単極まりないのでよくつくりました。しかしそれだけでは物足りないので、惣菜としてよく唐揚げ棒をかっては一緒に食べていました。自分の仕事場の最寄り駅では駅そばで有名な弥生軒という蕎麦屋さんがありそこの名物蕎麦といえば唐揚げ蕎麦です。大きな唐揚げが入っている蕎麦なのですが唐揚げの油と蕎麦汁の相性は抜群で、自分はよく食べています。そこからヒントを得て、自分は蕎麦やうどんに唐揚げ棒の棒をとって添えるようになりました。

自分は基本あまり柔らかい蕎麦やうどんは好きではないのですが、市販の蕎麦やうどんに表示されている茹で時間は普通にどれも長過ぎます。大体10分位と書かれているのですが、丁度良い頃合いは大体6分位です。なんといっても茹であがった時はわかりやすいことに、お湯が泡をたてて鍋から吹き溢れそうになります。そしたらもうオッケーです。その時間がいつも6分くらいです。決して茹で上がってないことはなく、コシもあってとても美味しい茹で加減な筈です。一度試してみて下さい。

お手頃な値段で美味しかったものと言えば普通にどこのセブンイレブンでも恐らくおいてあるセブンの乾麺うどんは自分はとても美味しかったです。茹でたてを自分は熱盛りにしてめんつゆをちょっと垂らして食べただけで美味しく頂けました。その上唐揚げがあったらもう自分は満足でした。蕎麦も同様に熱盛りにして食べても美味しいです。まぁ蕎麦の場合は氷水でさらしてもりそばにしても食べていましたが…あと物足りない人はプラスネギや揚げ玉をつけてもいいでしょう。

ひとりで食べる飯はやはりローコストだけど美味しいそんな飯が良いのではないでしょうか?

Sponsored by Netflix