Sanshiro’s diary

大した事もない日常だけど…

小説 音楽の人 岩瀬 三四郎

第1章 生い立ち

  今からしてみるに自分の半生は見ていられないものからして、こうして公の場にする事は決してしたくはなかった。しかし何か無性にかられこうして筆を落とすとする。

  小学校2年生自分はこの人生を左右する重大な時に自分の人生を大きく乱した大失敗をする。

  それは岩満君のこの一言から始まった。

  「自分はウンコをしたことがない!」

  この発言に対してこの主人公である筆者岩瀬三四郎こと聡志は誰もウンコをする姿を見たことがない故に信じてしまう事となる。

  時は昼休みであった。いつでもトイレには行けた。しかしその発言を信じたあまりそこへ行く事なしに乗降口の片隅で…

今でもそこには立ちたくはない。何故か異臭がする…。

  学校はすぐに帰らされた。体育館の脇を通り門をでて洋平君の家を過ぎてのちにパン屋さんとなる場をビニル袋を持って通り過ぎ、光雄君家の前を通って自分の家迄着いた。小さな階段を上がると母親が新しい屋根付きの洗濯竿に雨の日でもないのに洗濯物を干していた。

  「どうしたの?」

「ウンコもらしちゃった。」

その時母親は笑いました。自分は笑ってるーと思いました。気持ちをわかってもらえなくて辛いようなでも笑ってくれたからほっとしたような何だか複雑な気持ち…

 

  それから自分は外に出るのをためらってずっとしばらく家にいました。絶対に家を出たくはなかったのにお母さん

 「光雄君の家でも行ってきたら?」

  自分はしぶしぶ家を出ました。絶対に入れてもらえない事はわかっていました。が、自分が近くの光雄君家のインターホンを押すと光雄君

 「いいよ」

  自分はうれしかった。絶対に入れてもらえない家に入りみんなの1番後ろに座ると光雄君がボソッと

  「今日は母ちゃんがいたから入れてやったけどもうくんなよな。」

  その時自分の中の目の色がなくなりました。それから13年自分は灰色の盲目の世界で生きました。

  音楽の人に捨てられ涙の中からでてきた色を取りもどすまで